【R18】【ごちゃまぜ裏夢✿短編集】今夜はOKかもしれない。
第1章 名探偵コナン✿降谷零「カフェイン」
※
事後、タオルケットを羽織っていたの前に、淹れたてのコーヒーを持ってきた降谷はソファーの横に座る。
「どうぞ」
「ありがとう……」
今度は零さないようにと白い湯気に息を吹きかけ、慎重に口をつける。
「……あッつ」
「……少し冷ましたのにまだ熱いんですか?の猫舌には困りましたね」
「コーヒーが熱いのよ。……ふぅ~」
温かいコーヒーを冷ましている横で、ワイシャツを着ている降谷は愛おし気にその様子を見詰める。
「セックスコーヒーって…知ってますか?」
「……ううん、聞いたことない」
は名前からして如何わしいものに興味を示さないように、カップにまた口づける。
「カフェインには性欲をグッと高める効果があって、僕はいつも……貴女の淹れるコーヒーを飲むと性欲が抑えられなくなってしまうんです」
「へ?」
降谷の言葉に耳を疑う。は唖然と目をぱちくりさせていたが、次第にムッとした顔付きに変わる。
「要するに、私が悪いってこと…?」
「ええ、間違いなく」
「っ…むちゃくちゃなこと言わないで!ヘンなもの入れてないしヘンな作り方もしてない!……まったくぅ」
興奮して乱れたタオルケットを掛けなおしていると。
「愛情って媚薬が…」
「え?」
「ふ……何でもありません。さあ、あともう踏ん張りです。頑張りましょう」
降谷は意味深な笑みを浮かべ、デスクに戻って行った。
Fin.