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短編集/鬼の木漏れ日

第7章 裏/次、いっちまうか?


「俺も幸せだよ。あやと家族になれて、ちび達産んでくれて…」
「よかった」
「あや…」
「ん」

あやにキスを求めたら、わかったように俺に顔を向けてくれて、そのまま俺は顎に手を添えてキスをした。何度も触れ合って、次第に深くなった。

「はぁ…紅郎くん?」
「なぁ、あや。子ども、増やしてぇか?」
「いきなりだね? 紅郎くんは欲しいの?」
「今日、紅月でよ、ちび達の歳が揃ったら…その…」
「あー…そっか、蓮巳くんたちのところはまだだもんね? いいんじゃない?」

思っていたよりも軽い了承で驚いた。

「お前、そんなあっさり…」
「でも、2人との年齢差もちょうど良さそうだし、それにこの間菜子ちゃんたちが遊びに来た時も言ってたし」
「嫁さんたち、来たのか?」
「うん。紅月が番組ロケで泊まりの時に家で嫁会したの」
「いつの間に…」

嫁さんたちは同じ夢ノ咲の普通科出身で、あやと蓮巳の嫁さんが同期で、神崎の嫁さんは1つ下だ。3人とも結婚前に俺たち紅月で宅飲みした時が初対面だったが、今でも仲良くやってるようだ。俺が知らないってことは蓮巳たちも知らねぇのか?

「その時にね、同い年の子で産めたら色々支え合えて安心だとか楽しそうとか話してたんだ」
「へぇ…」
「でも、蓮巳くんが忙しいから菜子ちゃんも言いづらいみたい。莉央ちゃんは夜這いに毎回失敗するって言ってたよ」

嫁さんたちも苦労してんだな…

「つーことは、嫁さんたちの了承はとれたようなもんだから…」
「うん。だから、いいよ?」
「ほんとにいいのか?」
「紅郎くんこそ、これからもっと大変になっちゃうけどいいの?」
「大変でもよ、幸せだからいいんだよ。明と夢ん時も思ったけどよ、好きな女が自分の子を産んでくれんだ、嬉しい以外ねぇよ」
「うん、私も一緒だよ。紅郎くん」

今度はあやから触れるだけのキスをされて、それを何度もされてる間にあやの寝間着のシャツに手を入れてブラのホックを外して胸を揉んだ。

「やんっ、んっ」
「期待してたか? 乳首たってる」
「んっ、言わないで、はずかし…」
「これからもっとはずかしいことするのにか?」
「いじわる、っんぅ」
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