第3章 Hide & seek
翡翠にハンバーグ作ってと言ったら承諾してくれたので、ちょっとスーパーに寄ろうってことになった。
翡翠はパパッと慣れた足取りで目当ての物をカゴへ入れていく。
買い物を終えてエコバッグに買い物したものを綺麗に詰めていく翡翠をみて、あー結婚したらこんな感じなのかな。なんて、ちょっと考えてみた。
うんしょと荷物を提げた手から荷物を取って手を絡ませた。
『あ、、いいの?』
「ふふ、美味しいハンバーグ作ってもらわないとだからね。やさしくしてあげる」
『じゃあ、毎日作ってあげるからずっとやさしくしてくれる?』
「え?なに?結婚したいってことでいいの?」
『...!あ、ちがっ//もー、からかわないでよ』
『んふふ』
軽ーく手を振って歩くと翡翠も合わせて振ってくれて、2人で夜道を歩いた。
二人っきりでいる、こういうゆったり流れる時間が落ち着く。
暫くしてマンションに着き翡翠の後に続いて部屋に入った。