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5+1[気象系]

第3章 Hide & seek



リーダーと二人きりになって、軽く探り入れてみた。
何かあったのか尋ねてもリーダーからは否定の言葉が返ってきて、俺がリーダーをじーっと見てるとリーダーは俺のことは見えてませんって顔で窓の外を見て誤魔化そうとしてた。


「最近、翡翠がめちゃくちゃエロいよね」
と、俺が言うとリーダーはぴくりと眉を動かしながら
「え?そうか?」なーんて言ってた。ふふ。
「リーダーは思わないの?」と、首を傾げながら聞いてみると、一瞬の間が出来たものの
「オレはべつに。ガキの頃からずっと一緒だぞ?」
と、否定してきた。
半分ほんとで半分嘘ってとこですかね。
本人もまだ気付いてないのかも。

「そんなこと言ってるのリーダーだけですよ」
って少し煽ったように言って、俺はゲームをやり始めた。

リーダーは、俺の方をじっと見て何かを考えてた。
少しするとまた外をぼーっと見つめてるリーダー。

自分のことになるとリーダーはどうやら鈍感なようで。
俺の方がリーダーのこと本人よりわかってんじゃないかな。

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