第1章 sugar
翡翠はずっとオレの妹みたいなもんだった。
年は5つ下で、出逢った時はまだほんの子供。
女とか男とか意識するような感じじゃなくて、くっついてきてもほんとに守ってやんなきゃってそれだけしかなくって。
なんでかわかんねーけど、オレに懐いてるみてーで翡翠はいっつも隣にいた。
たまににのと翡翠でオレの隣を取り合ったりしててそれはすんげー可愛い光景だった。
ふふってオレが笑うと2人が
「「おーちゃんはどっちがいいの??」」
って声合わせてオレに聞くの。
それがもーかわいくてかわいくて。
いつも膝に翡翠を乗せて隣ににのを座らせてた。
ちょっとにのはほっぺた膨らませてたけど(笑)
そんくらい可愛い妹って感じだった。
だから、一緒のグループになるってなった時は翡翠が一緒かーってちょっと嬉しかった。いや、そこはかなりかな。
当時オレが18歳で、翡翠が13歳。
まだ、身体つきも子供でオレも何も考えずにハワイではにのと翡翠とオレの3人で一緒に寝て、次の日翔くんに怒られたりもした。