第1章 sugar
O「....」
『 さとくん?』
オレも酔っ払ってんのかな?
にのが翡翠の首筋に唇を寄せていた光景が目に焼き付いてるみてーだ。
『 ひゃっ/////』
声がして気がついたら翡翠の首筋を指でなぞっていたらしい。
『 さと、くん?どうしたの....んっんん....』
無意識にオレは翡翠の唇に自分の唇を重ねてた。
なんだろ、すんげー甘い。
翡翠の唇は砂糖みたいに甘くて、
O「翡翠、めっちゃ甘い」
唇を離して素直に思ったことを翡翠に言ってた。
『 えっ////』
目をうるうるさせながらオレを見上げる翡翠はオレの言葉にちょっとびっくりして声を漏らした。
その声を漏らした唇にもう一度確かめる様に唇を重ね、翡翠の舌を舐めとる。
『 っん、んあっ、ふっ』
漏れる声が艶っぽくて、更に甘くなって美味しく感じる。
翡翠の首筋に指を這わせながら、鎖骨をなぞる。
何度も角度を変えて、翡翠の口内を食していくと苦しくなったのか翡翠がオレの胸ををとんとんと叩いた。
唇を離して翡翠を見ると、顔を真っ赤にしながらオレに抱き着いてきた。
『 さと、くん/////はげしいっ////』
耳元で言う台詞じゃねーぞと思いながら翡翠を抱きしめる。
理性が完全に飛ばなかった自分を褒めたい気分だ。
O「翡翠がめちゃくちゃ甘いのがわるい」
『 さとくんも...』
O「ん?」
『 あまかった...よ///』
O「.....オレ以外の男の前でその顔すんなよ」
ちゅっ
『...////んっ 』
O「とりあえず、今日はねるぞ?」
『 え?』
O「.....翡翠の全部オレがもらってもいいの?」
『 /////』
O「...そこは即答して断んねーとだめだろ」
オレがそう言って笑うと翡翠は益々真っ赤になって、布団を被ってしまった。
O「今日はもう寝るからほら、腕まくらいらねーの?」
そう言うとぴょこっと翡翠の顔が布団から出てきて、控えめにオレの腕に顔を乗せてきた。
オレがぎゅっと抱き寄せるとそのまま身を預けてきた翡翠。
これまで以上に愛しさでいっぱいになった。
O「誕生日おめでと翡翠」
fin.