第1章 僕と結婚していただけませんか
「ハイセ、いい加減にしなさい、パパに知れたら、ただじゃすまないわよ?」
「僕の心配ですか?」
「誰がよ」
後ろでクスリと笑った気配と同時に。
伸びてきたのは両手で。
行き着く先は両胸。
は、っとした時にはすでに、彼の手によって両方の胸は、形を変えられていた。
「旦那さまが戻られるまであと2時間ほどありますので、心配は無用にございます。ちなみに、使用人の方には帰って頂いておりますので。」
………………どこまでも完璧すぎるくらい用意周到じゃない。
「………ひぁっ!」
いつの間にかハイセの指は、胸の頂を服の上から撫でるように触れていて。
初めての感覚に体が大袈裟に反応する。
「………………っ」
「これ、好きですか?」
はじめはハイセの腕を押し退けようと必死で抵抗していた両腕は。
今やドアに伸ばされ、自分の体重を支えるのに精一杯だ。
だけど。
僅かに残る理性で首を横にふる。
「……………え、や、………ああっ」
徐に、足の間にハイセの右足が入り込み、ガッチリとホールドされると。
そちらに気を取られている間に、ハイセの右手は直接服の中から、胸の頂を刺激した。
強い刺激に、自分の意思とは関係なく体は反り返る。