第6章 お勉強の、お時間です
「ごめん、もうちょい、付き合っ、……って」
「っ!?」
再開された、激しさを増すその、動きに。
仰け反りそうになる身体をハイセの体重が押さえつける。
ただでさえ酸素を取り込むのが困難なのに、口をハイセのそれで塞がれているために、さらに息苦しさを感じて勝手に涙が溢れた。
喘ぐことも許されない口からは、くぐもった声しか出せなくて、飲み込む暇さえ与えられずに流れた唾液が口の端を濡らしていく。
「まだ、痛む?…………っ」
離された唇が、口の端を濡らした唾液を舐めとっていき、その半端ない色香にきゅぅ、って、お腹の奥が締め付けられるのを感じた。
「………痛く、ないっ」
ギチギチと痛みを感じていたはずの膣内は、とっくに痛みではない別の感覚を貪りはじめていたのだから。
「締め付け……、やば……っ」
「は……っ、あぁぁっ、あ、ああ、……やっ?や、やだっ」
また、あの感覚。
「ハイセっ、やめっやぁぁっ」
だめ。
これ以上は、だめ。
「やだも止めても、きけない……っ、から」
「い、やぁぁっっ」
さらに激しく再奥を突かれると、目の前が真っ白に弾けて。
――――――――ドクン!
て。
ハイセが膣内で跳ねたのを感じた。