第6章 お勉強の、お時間です
「ん、あぁぁっ、やぁっ、も………だめぇぇっっ!」
ビクン、て。
一際大きく跳ねた身体。
「………っ」
「は、ぁ……あ、ぁ」
身体中を固く痙攣させたあと、脱力した身体はそのまままっさらなシーツへと沈んでいく。
はぁ、はぁ。
と、呼吸が落ち着かない。
酸素が、肺を満たしてくれない。
「……はい、せぇぇっ」
身体中がマヒしたように、痺れて動かせない。
指先の感覚さえ、あやふやだ。
「…………どうだった?」
「ふぇ?」
膜の張った瞳でゆっくりと声のする方へと視線を向けるけど。
怠い身体は顔を動かすことさえ許してくれない。
ただ、頭を撫でてくれる暖かい掌だけに、意識が集中する。
「気持ちいい?」
「……よく、わかんな……っ」
笑みを含ませたままに、瞳を細くしたハイセはそのまま前屈みに体重を移動して。
両肘をベッドへとついて、あたしの頭を囲うようにして、深く深く、口づけた。
また違うところを擦る、未だ質量の衰えないそれに身体がびくびくと、反応する。