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さぁ、お勉強のお時間です

第6章 お勉強の、お時間です


ハイセの吐息で溺れそうなキスをしながらも、ハイセの片手は襦袢の上から肌をなぞっていく。



薄いピンクの襦袢。
着物でゆーところの下着、なそれは。
普段なら胸を隠すためにつけている下着を着用しない。


つまり。



「……………んんっ」



つまり。
いつもよりもダイレクトに、ハイセの掌の感触を強くする。


時々掠めるように胸の頂を攻める掌。
その度に、身体は正直に反応していくのだ。




だけど。


「――――ハイセっ」




一瞬だけ、戻った理性。




「あたし、シャワー浴びてないっ」




着物、けっこう暑いんだよ。
汗、かいたもんたぶん。


だから。



でも。



「………今さら?」



顔を上げたハイセは、ふ、って。
薄く笑って。


「やぁっ」



なんの前触れもなく、いきなり襦袢の裾を割って、下着の中へと侵入するハイセの指先。
そのまま、ハイセは蕾を執拗に上下に攻め立てたのだ。


「………や……っ」



嘘………っ。



「ん、あぁぁっ、やぁっ……っ、あ……っ、あぁぁっ、」


チカチカする。
やだ。



強すぎる刺激に、頭を反らして喉元を晒せば。


「ほら」


ハイセは下着の中へと入れた手を引き抜いて。
それをあたしの目前へと晒した。
濡れたハイセの掌の意味するもの、そのくらいの知識なら、生憎と持ち合わせている。

「…………」


羞恥に震えながら、勝手に目頭に熱が集まっていくのを感じると。
目尻を覆う、ザラザラとした感触。

「今さら止めるなんて、できる?」





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