第8章 運命共同体
- M side -
思ってもみなかった言葉に何も返事が出来なくなってしまった……
え、いま…なんて?
相「ほら、ね…?無理なら無理って言ってくれていいの。気持ち伝えたかっただけだからさ。」
なんて、唇に…片方の手で、指でやさしく触れられて
気がついたら無意識に言葉にしてた
「ぁ、あの……その、、ぉ、れも……すき…み、たぃ…………」
もう、今にも相葉くんのくりっくりの目に吸い込まれそう。
相「一応……友達として、とか…じゃないよ?」
「そんな、友達としても仕事仲間としてももちろん好きだけど……」
あ…声、震える…
「ほ、ほんと…に、…それより、もっとずっと特別な意味で…相葉くんが…すき」
消え入りそうなくらい小さな声で返事をしたら
「もお、松潤。可愛すぎるから…っ、」
食い気味に返事が返ってきた。
俺の口元に触れていた手はそのまま頬や頭を撫でてくれて
ずっと相葉くんの体温に触れていた手はマグカップから離れ、握り直してくれたかと思えば
ちゅ、と俺の手の甲に柔らかい唇が降ってきた
「ふえ、、あ…あいば、くんっ、ちょっ、と…なにして…?!」
相「松本潤さん、俺をあなたの恋人にしてください」
って整ったその顔は切羽詰まった表情で、それでいて真剣で。
一生一緒にいたいって思ったんだ。
「相葉雅紀さん、貴方の恋人になりたいのです。」
そのまま体を引き寄せられて。
相「……じゃあ、今すぐに。」
俺の耳元で囁きながら頬にふわんと柔らかい感触を残した相葉くんがニヤリと笑う顔に心臓が震えた。
このままあなたと人生を一緒に歩いていきたい。
そんな思いが止まらないんだ。
Fin.