第6章 キミはボクの最高欠作
- Mside -
昨晩そのまま情事を終える気を失ったように2人して眠ってしまったらしい…
眠い目を擦りながら目を闇夜に慣らせて辺りを見回すとドロドロのまま繋がっていたので、一応簡単に後処理を済ませ再び眠りについた。
後から微かに耳に届く、心地いい声
大「…ん、じゅん……起きて?」
身体を揺すられるがもう少しこのまま温もりを感じていたくて狸寝入りを決める
大「また氷する…?」
が、バレているのか脅されて渋々目を開けた
「ごめんなさい、勘弁してください」
大「ふふ、よろしい…ご飯、食べる?」
「うん…智は何食べたい?
大「…あのね?潤が食べたい」
ちゅっ…と触れるだけのキス出口を塞がれる
寝起きといえどそのまま逃がす訳もなく無理やり唇をこじ開けて隙間から舌を滑らせる
逃げる智の下を追いかけザラりと撫でやると聞こえる湿った声
「胃袋満たされないけどいいのね…?」
大「だって、足りないんだもん…」
可愛らしくオネダリするさとに負けてそのまま身体を重ねて2人して仕事に遅刻しかけたのは言うまでもない。