第3章 君との距離、あと5センチ
- O side -
やってしまった………
昨日のロケ先で暴風雨に遭遇してしまい、その影響をモロに受けて風邪を引いたのだ。
頭が痛くてボーッとする……
たまたま休みだったから良いものの、また皆に迷惑かけてしまった……
そんなことを考えながらベッドから体を起こすと、嵐ラインが数件来ていた。
『相:おーちゃん大丈夫???
ちゃんと食べて寝てる???身体温めてる???
ニ:相葉さんはお母さんですか。
それにしても災難でしたね…。
櫻:くれぐれも安静にしてね!
長引いても、俺たちがいるんで安心して任せてね。
松:この際休めるだけ休んでね。
復活したらまた振り付けよろしく!笑』
大「お前ら優しすぎるだろ……」
リーダーなのに、情けない……
はぁ、とりあえず寝るか。
ラインに、みんな本当にごめん。ありがとう。
と短く返事をしてまたベッドに体を預ける。
とにかく寝て治すしかない……
よし!!!!
昨日の夜に帰宅してからそのままダウンしたので家事など何もしていないし、する気にもなれない。
溜まりに溜まった洗濯物を頭の片隅に思い出しながらまた眠りにつく。