第2章 幸せに色があるならば
見つめ合いながら息を整えていると大音量のアラームがなり、朝だったことを思い出す……
「今日、昼からでよかった………」
櫻「仰る通りで………」
「……っ、ふふっ」
思わず2人して笑い合う。
幸せという空気が、俺たちを包み込んで居るようで…
翔くんといると、翔くんの声を聞くと、身体が幸せ色に染まる。
「ねぇ、翔くん…愛してるよ。俺もぅ、翔くんがいなきゃ死んじゃうかも。」
櫻「はぁ~~~。なんでそんなに可愛いかな、潤くん。」
「んなっ……だから、可愛くなんてない!!!」
櫻「よし、潤。お風呂、入ろっか…。」
「あ、話反らせるのなし!!もぅ…っバカ翔くん」
2人の体温が混ざり合うように
絡ませた指はそのままに
このまま……
ずっとこのまま一緒にいよう。
幸せに色があるならば、それはきっと……
キミ色に染ったボクの色