第2章 幸せに色があるならば
- M side -
獣の目をした翔くんが俺を貪るように愛してくれるのが嬉しくて……
何も考えられないくらいめちゃくちゃ愛して欲しくて……
俺の中に、確かに居る翔くんの熱が愛おしくて……
「んんっ…っ…あ、ぁ…しょぅ、くん…」
櫻「潤の中、熱くて溶けそう……」
「あぅ、んっ…しょ、く…きも、ち…?」
櫻「…っ、…良いよ、凄く。ぎゅうぎゅうに締めちゃって、潤も気持ちい?」
1番奥まで翔くんが届くと、肩にあった俺の手を取り指を絡ませる。
「ふぁ、んぅ…き、もちぃ…よ…っぁん」
櫻「潤、お前その顔絶対誰にも見せるなよ。エロすぎ。」
何かが切れたかのように激しく腰を動かし出す翔くんに、ただ必死でしがみついていることしかできない。
「んぁ、…ふぇ?っぅ…な、…んんっぅ…」
こんなに余裕のない翔くんは珍しい……
いつも冷静で、頭が切れて、俺達にとってなくてはならないブレインが、俺のことを考えてこんなになってくれる。
それが堪らなく幸せな気持ちになる。