第2章 『待ち合わせ』
「お疲れ様でしたっ!」
pm8:43
いつもなら定時で終わるはずの仕事が終わった時間。
先輩の目を盗んで打ったメッセージアプリに既読はつかない。
約束を取り付けた今日に限っての残業。
首からかけた社員証をぐいと外し壁際のタイムレコーダーに掲げ、そのまま鞄に放る。
待ち合わせはpm6:00
きっと待ってはいない。
そう思ったけれど、私は待ち合わせ場所に走らずにはいられなかった。
↓
選択肢が選べます。
・碧棺左馬刻→p12
・飴村乱数→p13
・観音坂独歩→p14
・山田三郎→p15
・山田二郎→p16
・夢野幻太郎→p17
・有栖川帝統→p18
・神宮寺寂雷→p19