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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第9章 守護



その後、ユカの部屋を訪れた。


『俺だ。いいか、入るぞ。』



ユカは、窓から外をみていた。


やはり、そう簡単には受け入れられないだろう。



机には、試験の参考書や薬草学についての本など、


多くの本があった。



『それ、ドクターがくれたんです。

事前に、いろいろと準備してくれてて。親切な方で良かった。』


『そうか。


何か困ったことがあれば、言ってくれ。』



『ありがとうございます。』



邪魔しては悪いと思い、部屋を出ようとした。


『リヴァイ兵長、


紅茶飲んで行きませんか。』






部屋中に香りがまわる。

いつもと同じ紅茶なのに、


あの優しい香りとは違って感じる。



すこし、甘酸っぱい香りもする気がした。




ユカの覚悟が、伝わってくる。

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