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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第22章 外出




それから、カフェに入ったり、

買い物をしたり、


普通の恋人がするようなデートをした。

俺たちはそれが初めてで、特別なことだった。






普通のことを当たり前にしてやりたい。







今まで、ユカはそれが叶わなかった。





日が傾いてきた、

ユカが王都の公園に行きたいと言い、



高台の公園へ来た。




初めてなのに、とても居心地が良い。


風が通って、木々の香りがして、落ち着く。



『良いところだな。』






ユカは風を全身で感じて、幸せそうにしながら、


『そうでしょ。』




俺たちはベンチに座った。

丁度、夕陽が沈むのをゆっくり見るように。




このまま、この時間が続けばいいと、


願ってしまう。


それぐらい幸せな時間。





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