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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第22章 外出




チケットの列に並ぶ。

さっさと買って戻りたいが、混んでやがる。



ユカが疲れているかと思い、

俺が散々抱いたせいでもあるが、


椅子に座らせて待たせる選択は、間違いだった。


劇で芝居を観たいと言うユカの希望を叶える為に、


劇場に来た。


休日ではないのに、人が多い。



やっとチケットを購入でき、
急いでユカの所へ。



案の定、悪い予想は当たる。


変な奴等に囲まれている。


『ユカ先生!!

こんな所で逢えるなんて!
いつも、ありがとうございます!
今日は、お休みですか?』






どうやら患者のようだ。

ユカも笑顔で答えている。

『そうなんです。
体調は、どうですか?』


『先生の言う通りに、薬草を始めたら、
身体が軽くなって、こうして出掛けてます!
本当にありがとうございます!!!』


『良かったです。
困った事があったら、いつでも、またいらして下さいね。』



『はい!!!
あ、デート楽しんでください!!!』

俺が側に居ることに気付いた、その患者は、
ユカと俺に会釈をして去っていった。


『チケットありがとう。混んでた?』

『変な虫が寄ってこないかヒヤヒヤするくらい混んでた。』


俺の言葉に呆れて笑う。


『ちゃんと医者やっているんだな。』


『ちょっと惚れ直した?』




『ああ。随分とな。』


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