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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第2章 彼女


娘は、丁寧に包帯を巻き直してくれた。



『すまない。助かった。』




娘は、俺の顔を見て、微笑んだ。

『いいえ。早くよくなるといいですね。』







一瞬、美人すぎて、眼を見張った。




『ユカといったな。

どうして、傷のことわかったんだ。』



『んー。なんででしょうか。



手首庇って、左手で何でもされてるからですかね。

少し違和感がありまして。それで。』




確かに、店に入ってから右手は使っていない。


『よく見ているな。』



『兵長さんに、そう言ってもらえて、光栄です。』




笑った顔。


やっぱり、美人には変わらない。


そう思った。

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