第19章 溝
店まで、ユカの手を握りしめて、歩く。
ユカは、昼間着ていた白のワンピースではなく、
青のワンピースを着た。
女度が上がって、また尚良い。
この女は俺の物と、言わんばかりに歩いている。
たまには、こういうのもありだ。
いつもは、会えていないのだから。
『ハンジさんも団長も久しぶりだから、楽しみ〜!。』
笑顔で歩く。楽しそうでなによりだ。
『ああ、この集まりが終わったら、
またたっぷり2人だけの時間だ。』
明後日まで、まだ時間がある。
今夜は、時間を気にせず一緒に居られるんだ。
ハンジとエルヴィンに長々と邪魔されては困る。