第19章 溝
店に着くと、既に2人は飲み始めていた。
『おーい!こっちだよー!!』
店が賑やかでも、ハンジの声は聞こえてくる。
恐ろしい奴だ。
『ユカちゃーん!久しぶりだねー!!!!
やっと、逢えたよー!
リヴァイが邪魔ばかりして、中々逢えなくてねー!』
『何か言ったか。』
『本当だよ。ユカ。リヴァイだけではなく、
私たちとの時間を作ってくれ。』
『はい!是非!』
ユカもまんざらではない言い方だ。
ったく。
まぁ、仕方ない。
『今だけは、許す。』
『器が小さい男は、駄目だよー!!!!』
久しぶりだからか、盛り上がった。
ユカが1番笑っていた。
俺はそれが1番良かった。
お前が笑えば、何でも良い。