• テキストサイズ

草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第18章 明後日




紅茶を淹れる。

優しい香りはユカの優しさが表れている。

ほんのり苦味がある味は、あいつの綺麗すぎない性格か。



少しだけ、窓を開ける。

夜風が気持ちいい。




『リヴァイ。私だ入るぞ。』



エルヴィンが入ってきた。

『紅茶屋は終わったのか。』



『ああ、初めて彼女に淹れて貰ったが、

なかなか元気のある紅茶が飲めたよ。』


『それは、よかったな。』


『彼女が置いていったクッキーだよ。

何も出来ないから、せめてと思って、

クッキーを作って焼いたらしい。

紅茶に合う。』


『ほほぅ。紅茶屋の次は、製菓屋か。

エルヴィン、さっきワザと聞いただろう。』


『なんのことだ。』


『とぼけやがって。』


『アンにも本当のことを伝えないとと思ってな。』

『なんの話だ。』


『いや、別に知らなくてもいいさ。』



エルヴィンは、笑いながら答える。



いつも通り、何かを企んでやがる。
/ 309ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp