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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第18章 明後日



兵舎に戻った。

ユカを散々抱いて、多少身体がだるい。
けれど、このだるさは嫌いじゃない。

あいつは、ちゃんと職場に行けただろうか。
根性あるから、大丈夫だろうが。



訓練まで時間があったから、花壇へ行く。



そこには、アンがいた。
脚を庇いながら、花壇に水を撒いていた。

『おい。大人しくしないと、訓練に参加が遅れるぞ。』


『リッ!リヴァイ兵長!!!!

おはようございます!!!
あの、、いつもいる時間に兵長がいらっしゃらなかったので、、、

体調でも悪いのかなー、、、と、、

それで、、!!!!

水を撒いている次第です!!

でも、脚は、しっかり固定してますのでぇぇ、、』


アンは言いかけていたが、途中で遮った。

『ああ、すまなかった。
ジョウロを渡せ。』


そう言いながら、サッと奪いとり、交代した。

『お前は、そこのベンチで座ってろ。』



『本当に大丈夫なんですよ〜?!』


急に親しい話し方が、少し気になったが、反応せずにいた。


水を撒き終わる頃、

『素敵な花壇ですよね!私、お花大好きで!』


そう言いながら、空を見上げている。
のん気な奴だ。
まぁ、でも、たしかに、顔は整っているな。



『そろそろ、戻れ。あんまし、動くな。大人しくしておけ。』


『わかりました!!!ありがとうございます!!!』



アンは部屋に戻っていった。


元気だけは、あるな。

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