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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第18章 明後日




その後、エルヴィンから住民票が渡された。

ユカの、嬉しいような、悲しいような、
複雑なあの表情は忘れられない。

出会った頃のいつもしていた、
遠くを見る目を一瞬した。

最近笑顔のユカばかり、見てきたから、

忘れていた。



あいつの傷の深さを。





ユカと花壇に来た。


『ちゃんと手入れしてる。偉いぞ。』


『ああ、当たり前だ。』



風に吹かれて、花たちが揺れている。



ユカの手を握った。


今は言葉は必要ない。


これから、お前を1人にさせない。

そして、この手は絶対に離さない。
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