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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第2章 彼女



『カンパーーーイ! お疲れ様ー!』



浮かれたハンジの声も掻き消されるくらい、

店は賑やかだった。



丁度良い。あいつの長話が耳に入ってこない。


ハンジがトイレに席を立った時、


エルドとゲンダが話しだした。


『今日、フレグランスのユカさん見かけたんですよー!


男達にナンパされてて、腕を掴まれそうになったのに、

上手く避けてて、あれビックリしました。

凄い反射神経ですよ。』

2人も見ていたらしい。


『ああ、それ、俺も見た。確かに、分かってて避けてたな。』



エルヴィンとミケがすかさず反応した。


『噂通りだな。』

エルヴィンは、嬉しそうだ。


『危ないやつらの匂いを感じたんだろう。』

ミケは、鼻を動かしながら、答える。



『それは、ミケさんでしょー!』

オルオとペトラも会話に入ってくる。



みんなに笑いが起こる。



『えー!!なになにー!!!

私のいないところで、みんなで盛り上がってー!!!!

ずるいーー!!!!私も仲間に入れてくれよー!!!!』


うるさいハンジが帰ってきた。
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