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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第12章  心





明確な策がたてられないまま、



事態は急変した。


医務室のドクターからの連絡だった。




ユカが姿を消した、と。




エルヴィンの部屋に集まる。


『どういうことだ?!』



苛立ちと焦りが募る。




『リヴァイ、落ち着くんだ。


彼女は、今までずっと身を隠す人生だったんだ。


何か勘付いたんだ。』


ハンジも居合わせた。




『ああ、そうだろ。


彼女は、そういう能力には長けている。』


エルヴィンも冷静だった。



『これが、彼女が残していった置き手紙だ。』







((皆さまの近くではなく、


遠いところで生きていくことにしました。


勝手を許してください。))





『ねぇ、中央憲兵に連れ去られたってことはないよね?』





ハンジの一言で…


沈黙になった…





『ここで話してるより、探しにいく。』


頭がついていかない。

俺が守ってやらないと。



『待て。リヴァイ。』





エルヴィンの声は聞こえたが、

振り切って、部屋を出た。










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