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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第12章  心




別の日、


深夜まで勉強しているユカに差し入れをと。




『入るぞ。』





ユカの姿は無かった。


部屋の電気はつけたままだった。



外の空気でもあたっているのかと思い表へ出た。



かすかに、



男女の話し声が聞こえてくる。



嫌な予感は的中だった。




ユカと部下の兵士。



『ユカさん。毎晩遅くまで、頑張ってるって聞きました。

良ければ、差し入れどうぞ。

街の美味しいドーナッツです。』



『わざわざ、ありがとうございます。

嬉しいです。頑張れそうです。』


『また、差し入れしてもいいですか?』



『そんな、申し訳ないです。』



『じゃ、感想聞かせて下さい!』


『わかりました。お礼を含めて今度伝えますね。』


楽しそうに話してやがる。


今度また2人は会うのか。




腹が立った。


嫉妬だった。



『おい。夜間に何している。』



『すっすみません!!!!

リヴァイ兵長、すぐ戻ります!!!!』


部下は慌てている。


『ユカのことは、俺が部屋まで送ろう。

お前は早く行け。』




ユカの視線がいつもと違った。
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