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草木と風((進撃の巨人 リヴァイ))R18

第12章  心




ユカの姿を見るだけでは、物足りなくなった。



あいつの人生がかかっている。



頭では理解しているつもりだった。





訓練で怪我をした部下に、

ついていく口実で医務室へ行く。



『兵長は、訓練へ戻って大丈夫ですよ。

あとは、こちらで対応しますので。』


ユカに丁重に断られる。


『いや、処置が終わるまではいよう。』



部下は気まずそうだったが、


お構いなし。





また、自分がちょっと擦りむいただけで医務室へ行く。


『兵長?!、塗り薬渡してませんでしたっけ?』




何故ここに来るみたいな言い方をしてくる。


『ユカに診てもらい。』




融通が効かなくなっている。


自分の変化にも気付いていた。
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