第2章 再会は突然に…
「あ、この子は江戸川コナンくんって言うんです!
訳あってうちで預かってて…」
私の視線に気づいてか蘭ちゃんは小さな男の子のことを紹介してくれた。
『そうなの!
誰かに似てるって思ったんだけど…』
先ほど思った疑問を口にすると江戸川コナンくんという男の子はギクりとした反応を見せた。
「そうなんです!この子、新一の親戚みたいで!」
『あ、新一くんの!』
数年会っていない新一くんの顔をこの男の子の顔を見て思い出した。
『(…?それにしては似すぎてはいないかしら
新一くんの小さい頃の顔のままのような…)』
「お、お姉さん初めまして!
僕は江戸川コナンだよ、よろしくね!」
コナンくんは少し焦りながら私に満面の笑みを浮かべてそう言った。
『私は本城みきよ、こちらこそよろしくね』
『(新一くんはこんな可愛らしい小学生ではなかったわ
親戚だから似てるのも当然か…)』
私は心の中でそう思い考えを完結させた。