第2章 再会は突然に…
「お待たせいたしました、アイスカフェオレです
紹介が遅れてしまいすみません、僕は安室 透です
よろしくお願いします、みきさん」
注文したアイスカフェオレを私のテーブルに置くとそう言った。
「え…ええ、よろしくお願いします」
安室 透…? 彼は降谷くんじゃないの?
でもあんなにそっくりな顔の人がいるかしら…
"安室さん"に言われたことに返事をした。
『ね、ねぇあなた…ふる…』
カランコロン
『降谷くんじゃないの』と言葉を続けようとしたその瞬間、お店のドアが開き蘭ちゃんと小学一年生くらいの男の子が入ってきて名前を呼ばれた。
「みきお姉さん!
すみません、お待たせしましたー!!」
申し訳なさそうに私の先まで向かって来てくれる。
『蘭ちゃん!私もさっき来たところよ』
私は蘭ちゃんにそう言いながらその隣にいる男の子に目がいった。
『(誰だろう…この子、誰かに似てるな…)』