第4章 再会と新たな出会い
「そういやおめぇ、安室さんと知り合いなのか?」
『え…?』
「帰って来てから初めてポアロに来た時、安室さんと初めて会ったって感じじゃなかったからよ…」
流石は高校生探偵、鋭いと思いつつ質問の答えを返す。
『昔の友人でね…』
「安室さんには気をつけろよ
さっき言った組織の一員かもしれねぇんだから…」
新一くんは少し険しい表情で忠告をしてくれた。
『!(降谷くんがその組織の一員…?)』
【俺は訳あって今ポアロで働きながら毛利探偵の助手をしている】
【悪いが今の立場を詳しく教えることはできない…だが俺はお前がきっと思っている通りのままだ】
以前、降谷くんと再会した日に彼から言われた言葉を思い出す。私は頭の片隅で考え事をしつつ、新一くんに返事をする。
『わかった、ありがとう』