第2章 再会は突然に…
俺はレシートを返すとともに先ほど書いたメモを本城に渡した。きっと俺のことについて疑問に思っている本城はメモに記載した場所へ来てくれるだろうと思いながら作業を続ける。
何年振りの再会だろうか…
久しぶりに想い続けた彼女と再会できたことと、これから会える喜びを胸に残りの仕事により一層力を入れた。
______________________________
「では梓さん、お先に失礼します」
「はーい!
安室さんお疲れ様でした!」
俺は本日のクローズ担当である梓さんに一言告げ店内から出る。
急いで近くに停めてある車に乗り、本城との待ち合わせ場所へと向かった。