第2章 🌕️それぞれとの出会い
🌕️監禁前
坂田との出会い
さきside
それは、私が大学に入学した初日のこと。
ま「あぁぁぁ!!あなたと違うクラス……」
『まふ君、大袈裟すぎだって!!』
私は、拗ねているまふ君の機嫌を直すのに必死だった。
そんな時、「どーしたん?」と声をかけてくれた
男の人がいた。
ただ、男の人は私の方を向こうとしない。
チラチラと目は合うが、すぐにそらされてしまう。
その事を少し疑問に思いながら、軽い自己紹介と事情を話した。
男の人の名前は坂田雅治。
私と同じクラスだった。
坂田さんはとても気さくで、明るくて、
まふ君とクラスが違い、ぼっちだった私に
たくさん話しかけてくれた。
今では、とても仲が良い友達で、
さかたん、あなたと呼びあっている。
さかたんは、犬みたいに可愛くて、
クラスの人気者。
しかも、人気の歌い手さんだ。
私みたいな凡人と仲が良いなんて
信じられないくらいキラキラしている。
私は、そんな優しくて明るいさかたんに
人として憧れている。
私も、さかたんを見習わなくちゃ……ね!