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【ヤンデレ】満月の夜に僕は君を…【歌い手】

第2章 🌕️それぞれとの出会い



あなたside


私は今、回りはなにも見えないほど暗い部屋にいる。
足には枷がついていて、手には手錠がついている。
首はまるで、犬のように首輪で繋がれている。
この状態になってからもう、何日たったのか分からない。

ま「ねぇ、大好きだよ……あなたちゃん…」

まふ君がそう言う。今そんなこと言われても嬉しくないよ…

そ「愛してるよ……俺だけ見て…?」

そらるさんだけを見るなんて嫌に決まっている。

坂「あなたは俺だけのモノやよね…??」

私はモノじゃないし、さかたんの為に産まれてきたわけでもない。

う「ほら、あなたもっと…その可愛い顔を見せて…?」

嫌。その目で私を見ないで。

天「あなた。今日は満月の夜だよ。
1ヶ月前、あなたを“監禁”した日も満月だったよね。」

…そうか。もう1ヶ月もたったのか。
私はもう、涙も出なくなっていた。
それほど、中身がなにも無いような感覚だった。
感情なんて死んでいた。

-満月の夜は人を狂わせる-

それはあながち間違ってはいなかったらしい。
皆が狂い始めたのも満月の夜だった……
もし、時間を戻すことができたら、
また皆で笑いあえる未来へたどり着くことが
できただろうか…。
また、出会った頃のように…

これは、一人の少女と変わってしまったヤンデレさん達のお話…





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※sideは物語の最初に表記します※

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