第18章 兄との再会
あかり「ひすい!!!」
ヨツバがそう呼べばさっきの女が入ってきた
翡翠「あかり様?」
あかり「お客様のお帰りよ!!門までお見送りして!!」
早く出て行けと言わんばかりの言い方で....拒絶されているのがわかった
『ヨツ「早く追い出して!!非常に不愉快だわ!!!」.......』
俺の声も聞きたくないというようだった....いや、ようだったじゃない....聞きたくないんだ
翡翠「わかりました」
ヨツバ背を向けてさっさと出て行った
出て行くときのヨツバの顔は悲しみと憎しみの顔をしていた
放心状態のまま屋敷から出された...
山崎「どうでした?.....沖田隊長?」
山崎に話しかけられても返すこともできなかった
ヨツバの俺に向けられた表情と言葉が頭から離れなかった
俺が理不尽に傷つけ続けた妹.....恨まれて当然だ......
屯所に帰る間、誰も口を開く屯所について俺はすぐに部屋に入った
当時5歳だった幼い妹....俺は理不尽に存在を否定した
.....消えろって死ねって言い続けたから.....ヨツバは俺の前から消えた....
俺が言った通りに.....俺達の前から....
俺が否定して傷つけたからヨツバ自身も沖田ヨツバの存在を消した
俺のせいだ.....ヨツバが鬼殺隊って言う危ない組織に入ったのだって俺がヨツバを追い出したから......
すまねぇ、すまねぇ、ヨツバ............ごめんな............
〜総悟side 終了〜