第18章 兄との再会
翡翠「真選組がいったい何の用でしょう?」
近藤「月影あかりさんに用があるんだが............」
名前を聞いた瞬間驚いた表情をした
翡翠「............少しお待ちください............」
しゃがんでガキどもに聞きに行かせた
『会ってくれるんですかねぃ?』
土方「さあな............」
少ししてガキが戻ってきて客間に通された
『どうやら会ってくれるらしいですねぃ............』
近藤「ああ、くれぐれも失礼のないようにな」
あかり「失礼します」
とても澄んだ声で聞き惚れた.........それと同時になぜか懐かしいとも思った
襖を開けて入ってきたやつを見て驚いた
なぜかってそんなの10年前に出て行った妹だったのだから
土方・近藤「「『ヨツバ!!/ヨツバちゃん!!』」」
近藤さんたちも驚いたらしく大きな声で名前を呼んだ
ヨツバも驚いた顔をしていた
『............よかった無事で』
俺の口から漏れた安心の声............でも、ヨツバはその言葉に顔をしかめた
『ヨツ「やめて!!」ッ!』
もう一度名前を呼ぼうとすれば遮られた............ヨツバの顔はしかめられていた
あかり「私は鬼殺隊月柱月影あかり、沖田ヨツバなんて人間、もういない」
土方・近藤「「『ッ!』」」
俺はその言葉に衝撃を受けたと同時にヨツバが出て行った日..........俺がヨツバに言った言葉.........今まで散々ヨツバに投げかけた言葉を思い出した
あかり「あんただって消えろって言ってたでしょ?お望み通りに消えたんだから二度とその名前で呼ばないで!!」
違う!!そんなつもりじゃなかったんでぃ!!
『ヨツバ!!あの時は「やめてって言ってるの!!」ッ!』
ヨツバのその声は悲痛で俺も心が痛めつけられた
あかり「私はお前のいいなりになってた弱い妹じゃない!!お前の妹なんてもうこの世にいない!!私は沢山の人に必要とされてるの!!愛されてるの!!家族だって血なんか繋がってなくても愛してくれる暖かい家族だっている!!」
俺が思ってた以上にヨツバは傷ついてたんだ..........今更気づいたところでもう遅い..........