第16章 新しい出会い
「しずるです........................」
『そっか、しずくちゃん、しずねちゃん、しずるちゃん...............私の家族にならない?』
そういえば、泣きながら私の手を握った
「「「あ.....りが.........とう、ありがとう」」」
『これからよろしくね』
泣き疲れたのか眠った3人をかおるさんとやよいさんと私で背負って屋敷に向かった
かおる「月影様はどうして強んですか?」
『............怒りですかね............』
やよい「怒り?」
『最愛の兄を殺された鬼に対する怒りです、くじけそうな時にその怒りが何度も私を立たせました』
かおる「私も強くなれますか?」
『なれますよ、頑張っていれば』
やよい「たまにでいいので稽古をつけてくれませんか?」
『私でよければ、私も元は影の呼吸を使ってましたから』
「「ッ!」」
やよい「そうなんですか............」
かおる「月影様って本当にすごいお方ですね、憧れます」
『............お二人共、私より年上ですよね?敬語なしで大丈夫です』
かおる「でも............」
『様づけもやめて気安くあかりって呼んでください』
やよい「............あかりちゃん」
『それでいいですよ』
かおる「あかりちゃんも敬語なしでね」
『うん、かおるちゃん、やよいちゃん』
屋敷に向かっていれば声をかけられた
「あの!」
振り返れば隊服を着た女の子がいた
『ッ!もしかして、合同任務の方ですか?』
女の人は俯いた
「............はい」
『............どうして遅れたのか聞いてもいいですか?』
「すみませんでした!!」
そう言って土下座をしだした
「私、弱くて、怖くて足がすくんで逃げてしまって」
鬼と違って人間の体は元に戻らないもんね............怖いよね
『あの、よかったら、私の屋敷に来ませんか?』
ちょうど怪我をした人が運ばれて来た時手当する人私しかいないから大変だったんだよね...........
私の屋敷についてしずくちゃん、しずねちゃん、しずるちゃんをベットに寝かせた