第15章 月影あかりという女
~総悟side~
隊士が全員集められて緊急の会議が開かれた
松平のとっつぁんからの仕事なんて今度はなんだろねぃ...........
............めんどくせぇことじゃなきゃいいんだが............
近藤「............赤い目をした栗色の長い髪の女の子を探せとのことだ」
総悟「は...........」
隊士全員がおんなじ顔になったのに話を続ける近藤さん
近藤「とんでもない美少女でとても強かったらしい」
総悟「その女は何者なんですかい?」
土方「............鬼殺隊だとよ............多分な」
総悟「多分?てか、鬼殺隊ってなんですかい?聞いたこともねえし攘夷志士ではないんですよねぃ?」
土方「ああ、鬼殺隊は名前の通りに鬼を狩る人間の集まりだ」
総悟「だから、その鬼がなんだって聞いてんでい、ニコチンの吸いすぎでとうとう頭が行かれたんですかい?」
土方「んだとコラァ!!」
近藤「トシ落ち着け」
近藤さんになだめられて不服そうに座った土方
土方「山崎説明してやれ」
山崎「はい、鬼っていうのはほぼ不死身で怪我をしても体の一部がなくなってもすぐに治る化け物のことです、身体能力も非常に高く中には異能を使うものもいるそうです」
なんだそのチートは.......
山崎「そしてなによりも重要なのが鬼の主食が人間ということです」
「「「!!!」」」
人間.....俺たちだってのかぃ......
土方「その化け物を狩る集団が鬼殺隊、鬼狩りだ」
原田「不死身じゃなかったんですか?」
土方「いや、方法は分からねえが倒す方法があるはずだ」
重い沈黙が流れた............
杉原「あの、何でその子のこと探してるんで?」
発言したのは4番隊隊長 杉原で心配するような顔をしていた
土方「上様がお会いになりたがってるそうだ............」
上様が............
杉原「上様が?」
土方「ああ」
杉原「その子を逮捕ですか?」
土方「いや、助けられたらしくお礼がしたいらしい」
土方がそう答えれば安心した表情をした
総悟「杉原、その女と何かあるのかぃ?」