第8章 攘夷四天王との出会い
「ッ!!....おまえ、目が覚めたのか....」
お前って....そういえば名前言ってない....
『おかげさまで悲しい夢は見ませんでした....それからお前じゃなくて月影あかりです』
「....あかり....か......いい名前だな....」
そう言って頭を撫でられた
『はい!私もこの名前大好きです!!』
「そうか....」
撫でられるのが嬉しくてお兄さんに抱きつけば少し戸惑った様子だったが抱きしめてくれた
『お兄さんのお名前はなんて言うんですか?』
「....高杉....晋助だ....」
『高杉さん....』
高杉晋助さんかぁ....
高杉「晋助でいい....敬語も使わなくていい」
『でも....』
ポンッと頭を撫でられた
高杉「子供がそんな気を使うことはねぇよ」
子供!!また、子供扱い!!
『子供じゃないもん....』
プク~と頬を膨らませば頬を突かれ空気が抜けた
高杉「まだまだ子供だ....」
笑いながら頬を突いてくる
『もう、8歳だもん』
そういえば目を見開いて驚いた顔をした
高杉「8歳なのか!」
『うん、1ヶ月前くらいに8歳になったの!!』
高杉 ( あの化け物を倒したのが8歳の子供だってのか.... )
なんか難しい顔してる....
『?...お兄さん?』
高杉「なんでもねぇよ....」
頭を撫でられるのが嬉しくてお兄さんの膝の上で足を揺らす
高杉 ( .....子猫みたいだな.... )
ガチャッ
扉が開いて銀髪で天然パーマにお兄さんと長髪のお兄さんが入ってきた....なんか驚いてる....なにか、したっけ?
銀髪「高杉、テメェ....ロリコ...高杉「殺すぞ...」
お兄ちゃん、なんか怒ってる?
高杉「気にすんな....」
そう言ってクシャクシャっと頭を撫でた
『晋助お兄ちゃん?』
銀髪・長髪「「お兄ちゃん!!」」
....さっきからなんなんだろう?....
銀髪のお兄さんと長髪のお兄さんが私とお兄ちゃんを遠目にコソコソと話し始めた....なんなんだろう?本当に ( 2回目 )
私、あって間もないのに嫌われてるのかな?
『お兄さん....』