第2章 始まり
「あんた達はどれ程あの子を傷つければ気がすむんだい!!まだ、幼いのに....」
そこまで言うと顔を抑えて泣き出した
十四郎さんが心配して手を伸ばしたがその手をはねのけてまた怒鳴った
「あんた達にあの子の家族を名乗る資格なんてない!!ヨツバちゃんは今頃あんた達から離れられて嫌なことも考えず幸せだろさ!!!ヨツバちゃんの幸せをこれ以上壊すな!!!」
そう言ってお店に入っていってしまった
ああ、ヨツバちゃんの幸せを壊してきた私達がまた会いたいだなんてやり直そうだなんてムシの良すぎる話だったのね....
その後も探し続けたもののヨツバちゃんが見つかることはなかった....