第2章 始まり
[ミツバ宅]
ミツバ「あれ?ヨツバちゃん?」
お風呂に入るように言おうとヨツバちゃんを探すが見つからない
ミツバ「ヨツバちゃん!どこ?」
総悟「姉上!」
総ちゃんが駆け寄ってきて抱きついてきた
ミツバ「総ちゃん、ヨツバちゃんを知らない?」
そう聞けば顔を歪めて言った
総悟「知りませんよ、あんなやつどうでもいいじゃないですか」
ミツバ「総ちゃん!」
少し大きめの声で名前を呼べば少しずつ話し出した
総悟「目障りなんでさぁ!俺達の前から消えろ! って言ったら泣きながら走って行きました」
それを聞いた瞬間総ちゃんのほっぺを叩いた
ミツバ「総ちゃんがそんなことを言われたら
どんな気持ちになる?」
総悟「悲しいし....ムカつきます」
ミツバ「ヨツバちゃんを探さないと」
それから一晩中探したがヨツバちゃんは見つからなかった
ミツバ「ヨツバちゃん、どこにいるの?」
次の日、近藤さんや十四郎さんたちにも
手伝ってもらって色々なところを探した
ミツバ「ヨツバちゃん、どこ?」
ごめんね、ごめんね!ヨツバちゃんが悲しんでるの知ってたのに!ヨツバちゃんに甘えて!お願い、戻ってきて!!また、兄弟でやり直したい!!
土方「ミツバ!!町の方を探すぞ!!」
そういえば!!お団子を前に持って帰ってきていた!!
ミツバ「十四郎さん!!お団子屋さんにいるかもしれない!!」
お願い!!無事でいて!!
急いでお団子屋さんに向かう
ミツバ「すみません!あの、ヨツバという女の子を知りませんか?」
お団子屋さんに着いて藁にもすがる思いでおかみさんに詰め寄った
「ヨツバちゃん?今日は来てないわね」
近藤「なら、ヨツバちゃんが行きそうな場所とか頼りそうな人とか知りませんか?」
おかみさんは顔を険しくして低い声を出した
「貴方達はヨツバちゃんの何?」
ミツバ「姉です、ヨツバちゃんの家族です」
そういえば険しい顔をして怒鳴った
「ヨツバちゃんに何をしたんだい!!」
ミツバ「何って何も....「嘘おっしゃい!!今まで悲しくても毎日頑張ってあんた達の家に帰ってたヨツバちゃんがちょっとやそっとでいなくなるもんか!!!」
この人はヨツバちゃんが大切なんだ....