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【R18】Zeus【コナン短編集】

第10章 俺の上司は運命の番/赤井※執筆中




俺は日本での任務を終え
先日アメリカに帰国したばかりだ


帰国し早々、ジェイムズに
会わせたい人物がいると言われ
現在、ジェイムズの
執務室の扉を開けようとしていた


ノックをして中に入る


まさかこんな広い世界で
運命の相手と出会うなんて
思ってもいなかった


ジェ「おお、赤井君
待っていたよ」


椅子に腰掛けるジェイムズの横に
立っている女性を見て、息が止まった


ドクドクと高鳴る鼓動


俺は一体どうしたのだと
その場に立ち尽くしたが
その原因が何なのか瞬時に理解した


ジェ「こちらは赤井君の上司に当たる
苗字名前さんだよ」


『宜しく』


赤「あ、ああ、こちらこそ宜しく」


俺の男と言う性とは別、
αの性の本能が言う


彼女が俺の運命の番だと


こんなアッサリとしたものが
俺たちの出会いだった


ジェ「彼女はアメリカで活動していた
例の組織の鎮圧を任していてね
丁度その件も漸く落ち着いたみたいで…
2人とも多忙だったから中々
紹介が出来なくてすまないね」


『いえ、私も組織の任務に
手間取ってしまい申し訳ありません』


ジェ「その件は構わんよ
…で、本題なんだが
2人でバディを組んで
アメリカに残っている組織の残党を
追って欲しい」


帰国して早々、任務を与えられ
もう少しゆっくりしたいものだと
愚痴を零そうかと思ったが


何より今は
任務などどうでもいい


彼女にしか興味をそそられない


…かえってこれは良い機会だと思い
与えられた任務を直ぐに受けた


それから彼女が設けている執務室へ
移動し、アメリカで活動していた組織の
残党の情報を交換した


纏められた資料は
見易くて、彼女の仕事っぷりが
如何に良いものか見せ付けられる


彼女が座るデスクの横に立ち
横目で彼女の仕草を盗み見していると
ふわりと微かに香るΩの匂い


デスクに片手を付き
彼女の耳に唇を寄せた


瞬間、俺の体を跳ね除け
距離を取る彼女


『赤井君、ふざけてる場合じゃないのよ?』


と、怒った反応もまた可愛い




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