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【R18】Zeus【コナン短編集】

第3章 獣化注意報〜赤井の場合〜※




赤「何処に帰るんだ?」


頭の上から声がして
見上げると怒った顔の赤井さん


赤「全く、外に出るなと
言っただろう」


私の体はふわりと抱き上げられて
再び家の中に引き戻された


『…やだっ…帰るのっ…組織に!』


赤「あそこはお前の居場所じゃない」


心臓に太い針を刺された様に
心に突き刺さる言葉


『いやだ…っ…ちがうっ…
ジンに…あいたい…っ…』


赤「あいつはお前を殺した男だぞ」


私を抱き上げたまま
赤井さんの寝室へと連れて行かれ
そのままベットに組み敷かれる形で
寝かされた


『やっ…離してっ……』


赤「離さない。
どうも様子がおかしいみたいだからな
息が上がっているし脈拍も早い
俺が留守の間何があった」


優しく頭を撫でられて
暴走する熱が急上昇する


『ぁっ…やっ…さわらにゃいでっ…』


身体の力が抜けていく


赤「媚薬でぶっ飛んでるみたいな反応だな」


頭に生えた耳を触られて
身体をビクつかせた


『あっ…ぁあ…みみ…だめっ…んっ』


赤「ほら、大丈夫だから
全部説明してみろ」


柔らかい声音が脳に響く


言う事を聞いてくれない、
壊れかけの身体


必死に助けを求めた


『…あか、いさん…からだ、変にゃの…
…しばらく、…シにゃかったから…っ…』


頭のいい赤井さんは
支離滅裂な言葉を言っても
直ぐに理解してくれた


赤「ホォー…そう言う事か…
獣化の発症の原因は
性行為をしなかったから
まぁ、子供の姿じゃする事も無いからな」


『…くるしいっ…たすけてっ…んっ』


赤井さんの返事は口付けだった


優しく啄むキスを少し繰り返した後
唇を割って入ってくる舌


『…ふぁっ…んんっ、ぁっ…』


ねっとりと唾液を絡ませて
口内を動き回る舌に
頭がぼーっとしていく


舌を強く吸われた後、
唇が離れると舌がじんじんと痺れた


赤「…それで何故
組織に戻ろうとしたんだ?」


耳元で囁く様に聞かれた後
首筋を伝う唇


『…ぁっ…んぁっ…
いつも…こわれそうになったら
ぁっ…あぁっ…ジンがっ…んぁっ…』


赤「ホォー…
それでこの家を出たのか」




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