【HELLSING】Eternitate...【アーカード】
第8章 MISUNDERSTANDING
私がここに来てから4ヶ月程が経った。
ロンドンもすっかり冬。
よく降る雨も雪もなって街もこのお屋敷も白くすることが増えた。
その間に、私はこれまでウォルターさんがやっていたお仕事の一部を引き継いだ。
この国で起きる所謂"化け物"事件を嗅ぎ分け、ウォルターさんやインテグラ様へのご報告を主にやっている。
他にもウォルターさんから武器…と言ってもメインはもちろん銃火器だけど、そういったものについても教わっている。
そういうのがわかっていたら、たとえ扱えなくてもメンテナンスや改良だったらできるし、そうしたらアーカードとセラスさんの役に少しは立てるかなって…。
そんなこんなで、毎日忙しくも楽しく有意義な日々を送れている。
それもこれも、インテグラ様が私をここに置いてくれてお仕事まで与えてくれて…そして、何よりも私が今ここに生きて存在できるのは、あの夜助けてくれたアーカードのおかげ。
こんな毎日、夢のようで…。
ここでみんなと過ごしていたら、ヴァチカンでの日々が遠い昔のことと思えるようになるのかなって。
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