【HELLSING】Eternitate...【アーカード】
第7章 VIRGIN
「私は化け物だ。化け物だから…そこらの人間とは違う。お前に蛇のアザがあるからといって、恐れ忌み嫌うことはない。化け物は恐れられる存在だからな。そのアザを含めて私は…お前が誰よりも美しいと思う、リーナ」
美しい…。
そんなこと、このアザのことを知っている人間には言われたことなかった。
彼にとって、このアザは大したことじゃない。
バカバカしいって吐き捨てて…。
だから…そんなの気にするなって、彼なりに言ってくれたんだ…。
「アーカード…っ、嫌な記憶や思いを全て忘れるほどに…私をーー…」
「あぁ。本能のままに…壊れぬように…」
アーカードは私の腰をぐいっと自分に寄せ、キスを落としてくれる。
最初は触れるだけだったのに、私の唇を舌先でぺろりと舐めると、そのまま無理矢理唇をこじ開けられる。
「んっ…、んぁ…ッ」
アーカードの舌が私の口内を這いずり、私の舌が絡み取られる。
唇から舌まで本当に食べられてしまいそう…。
いやらしい水音と否が応にも漏れ出る嬌声が私を甘く痺れさせる。
「今宵は楽しめそうだ。朝まで付き合ってもらうぞ、我が天使…」
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