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【HELLSING】Eternitate...【アーカード】

第7章 VIRGIN





その質問は黄昏時に突然、私に雷を落とすかのように衝撃を走らせた。


「ところで、リーナ」

「うん?」

「お前は処女か?」


いつものように笑って振り返った私は、一瞬意味を理解するのに数秒フリーズ。

その後、私は思わずアーカードの頬に平手打ちをしていた。



…というのがついさっき。

そんなこと聞くなんて下品もいいとこ!

ほんと、どういうつもりなの!?


「リーナ嬢、よろしいですかな?」

「え?あ…はい。すみません」


ついこの前あんなことがあったのをきっかけに、ウォルターさんの『基礎編!英国一わかりやすい吸血鬼・喰屍鬼講座』を受けている私。

にもかかわらず、ついついさっきのことを思い出しては腹わたが煮えくり返っていた。


「少し休憩しましょうか?」


図書館にあるような大きめのテーブルを挟み、向かいに座るウォルターさんが私に微笑みかける。


「いえ、続きをお願いします」


私はテーブルに置かれた図鑑のような古い本の開かれたページにまた視線を落とした。


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