【HELLSING】Eternitate...【アーカード】
第5章 WHERE I BELONG
「という訳だ、リーナ。今後もヘルシングで働いてもらうぞ」
「え…?」
思いがけない展開に頭が追い付かない。
「私、まだここにいても良いということでしょうか…?」
「お前が嫌がろうとも他に選択肢はない」
インテグラ様はニッと笑う。
「嫌なんて!そんなことありません!」
「じゃあ決まりだな。さっき言った通りだ。これまでと何も変わらない。お前の居場所は…ここだ、リーナ」
心のもやが晴れていく。
私のしたことは間違ってなかったと…これで胸を張れる。
この力こそ呪いだと思ったこともあったけど、ようやく自分のことを認められた気がする。
私の居場所はここ、ヘルシングなんだ。
私、ここにいても…いいんだ。
私は涙をぐっとこらえながら胸を抑える。
「はい…っ。ありがとう、ございます…!」
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