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【HELLSING】Eternitate...【アーカード】

第4章 SYMPATHY





やがてルークの断末魔も止み、アーカード様が漆黒を身に纏って通路から部屋に戻ってくる。

石畳を踏むアーカード様の足音だけが鳴る。


私に近付くにつれて闇を彷彿とさせるドラキュラの姿から、いつもの赤いコートのアーカード様へと変わっていく。

そして、私の目の前に立つと、じっと私を見下ろした。


「ア、アーカード…様?」


あまりの惨劇に震え上がってまだ立てない。

私はアーカード様を震えながら見上げる。


「私が恐ろしいか?」


アーカード様が自分を哀れむような顔をしていた。

寂しげな目で…拒絶され疎まれてきた私と同じような目をしてーー…


その光景を最後に、私の意識は暗闇へと落ちていった………


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