【HELLSING】Eternitate...【アーカード】
第3章 DISASTER AGAIN
ふた月後、私はヘルシングの情報部でお手伝いをさせてもらっている。
置いて頂いているのに何もしないのは気が引けたし、何より彼らのお仕事に少しばかり興味を持った。
いや、お仕事に興味を持ったというよりも、それを知っていけばおのずとアーカード様のこともわかるかなって…。
彼は不思議な人で、私なんかと話がしたいってことあるごとに私の部屋を訪ねてくる…。
っていうか、勝手に入ってくることが多い。
まぁ…嫌じゃないからいいんだけどね。
そう思う私も変なのかも。
でも、暗い部屋の中で勝手にワイン飲んでたり、ベッドで昼寝してたり、本読んでたりするから、たまにびっくりするのよね…。
辺りが暗くて影になっている場所にいる彼は、本当にどこにいるのか一瞬わからなくなる。
彼に血を吸われて彼の眷属になったって言ってたセラスさんとは大違い。
彼女は明るくて優しいし、私にいつも元気をくれる。
まるで陽だまりみたいな…そんな人。
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